小西潤  KONISHI Jun

2011年12月15日(木)〜18日(日)に開催する「Jewellery2011」展では、小西潤さんの新作もご覧いただけます。

小西さんの作品の多くは、身近な物を素材にしています。小西さんの手にかかると、それまで大量生産された製品の一つだった物が唯一のジュエリーに変身します。

時に、待ち針はもはや仮留めの道具であることをやめて、ブローチとして人を装飾し、ゴルフティーがボールを乗せる台座であることから、人を台に自らが座る存在に変わるのです。

この機能転換から私達が改めて気付くことは、素材のもつ可能性であり、固定概念からの解放であり、自由な発想でありましょう。簡単に言えば、「へえ、面白い!」です。

例えば、下の画像のバケツやお風呂用の椅子から、
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ネックレス「plastic circle」が生まれます。
小西さんが彫刻刀で削ることによって、機械で作られた既製品のプラスチックが、弾力性を備えた新たな形に再構築されました。
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ジュエリーとしての実用面についても少し情報を付け加えておきます。
紹介した画像とは別の作品ですが、私が頂戴した小西さんのネックレスは、輪の直径が約2.5cm、長さが60cmほどあり、首に二連に巻くこともできます。なかなかのボリュームですが、僅か10gです。私のような肩こり持ちには嬉しい限り。たまに何かに引っ掛けてしまっても、外れた輪を自分でくるくるっと巻きながら繋げば元通りです。破損知らず。

皆さん、複雑に考え過ぎている事、わかっているようでわかっていないこと、物事や人を一面だけで判断していることって、案外多いと思いませんか?
小西さんのジュエリーは、軽やかにさりげなく私達に自分を省みるきっかけをくれます。

小西潤 KONISHI Jun
1974年群馬県生まれ。ヒコ・みづのジュエリーカレッジFAA研究科にて伊藤一廣氏に学ぶ。2001年にドイツミュンヘン国立造形美術大学ジュエリー科にてオットー・クンツリ氏に学ぶ。2009年に帰国後、伊丹ジュエリーカレッジの常勤講師。国内外の展覧会で作品を発表する。
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# by bijou-m | 2011-10-12 09:59 | 2011Jewellery展

栗原章子  KURIHARA Akiko

栗原さんがミュンヘンから一時帰国され、久しぶりにお会いすることができました。
過密スケジュールの中、12月の展示のための打ち合わせ時間を作っていただきました。最近ふと思う事ですが、今となってはメールや電話はもちろん、PCで顔を見ながら用件を話す事もできますが、直接会って話すと違いますね。実際に交わした言葉の何倍もお互いのことが理解できる気がします。

栗原さんの作品は、見る人の勘が働けば、「これってこういうことかな?」と気付くような仕掛けがあったりして、ピリッと刺激的です。
12月に展示予定の作品も、楽しめる事間違い無しです。
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ブローチ 「wine leaf」

このかたち、何に見えますか?
そうです。葡萄の葉です。
作品名は「ワインリーフ」。というのも、このブローチはワインボトルからできているのです。ワインとは香り良し、味よし、身に着けて良し! ワイン好きにはたまらないブローチでは?
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栗原章子  KURIHARA Akiko
札幌出身、ミュンヘン在住。1991〜1996年 札幌市高等専門学校工業デザイン科、1996〜1998年 山梨県立宝石美術専門学校、1998〜1999年ヒコ・みづのジュエリーカレッジ研究科、1999〜2004年 同校非常勤講師、2004〜2010年ミュンヘン国立造形美術大学を経て、現在は展覧会を中心に活動。
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# by bijou-m | 2011-10-03 09:36 | 2011Jewellery展

永野和美  NAGANO Kazumi

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「Brooch」素材:Bamboo tape, Gold(14ct-yellow), Nylon thread

12月の展覧会では、永野さんの最新作が展示されます。

金属や竹やナイロンなどの細い糸が丹念に織られて面となり、やがて形となるジュエリー作品。

鋭角に折れたり緩やかに曲がったりしてできるリズムが、軽やかな音を奏でるようでもあり、静かにしかし力強く話しかけるようでもあり。 じつに陰影に富んでいます。
素材や色彩の選択、アシンメトリーなかたちがジュエリーそれぞれに個性をもたらし、それでいて、どの作品も永野さんのものとわかる見えない刻印が織り込まれています。

この夏、いつ連絡をとっても永野さんは仕事をされていました。
「妥協せず数は少なくてもしっかりした作品を」という心意気が、純度の高いエネルギーとなり、新しいものが生まれているようです。

ちなみに、永野さんのネックレスを身に着けると、自然と内側に入っていた肩が開き、背筋が伸びて、自分が少し上等になったような気分になります。
もちろん作品との相性というものがあるわけですが、そういうモノをお探しの方には、一度ご覧いただきたいのが永野作品です。
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「Bracelet」素材:Gold, Nylon thread

11月には、イタリアのALTERNATIVES galleryにて、Maria Rosa Franzinさんとの2人展(2011年11月10日〜12月3日)が予定されています。

永野和美 NAGANO Kazumi
名古屋出身、東京在住。多摩美術大学にて日本画を修め、日本画家として活動。1996年より中村ミナト氏に師事し、ジュエリー制作を開始。現在は Schmuck、Collect、SOFAなどのアートフェア、国内外のギャラリーや美術館での企画展などに出展する。ビクトリア&アルバート美術館などに作品が収蔵されている。
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# by bijou-m | 2011-09-27 21:31 | 2011Jewellery展

アトリエ訪問 石田明里 ISHIDA Meiri

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イヤリング「 pappagallo-鸚鵡-」サイズ 縦5.5 横3.2 奥行1.3cm

12月の酉福でのジュエリー展(2011年12月15日〜18日)の打ち合わせに石田さんの仕事場を訪ねました。
まだ強い陽射しの残る9月の昼下がり、窓からの光が気持ちのよい仕事場で、よく使い込まれた道具が正しく置かれていました。つまり、各々があるべき場所に置かれているといった様子です。
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ものが生まれる現場を見るのは、わくわくするもので、見慣れない道具が作品作りにおいてどのように使われるのか教えてもらうと、なるほど合点がいって、点と線がつながったような爽快感さえあります。
石田さんというと、 抜群の配色センスでフェルトを何層にも重ねた絵画のような作品を思い浮かべる人が多いはずですが、下の画像の右にもあるように、シルバーの作品も制作されています。
どうりで、机の周りに道具が色々ありました。
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写真のネックレスは、上部のブルーの部分と、下部の白を基調にした部分で2つに分けることができます。すなわち、2つのネックレスがくっついて今は一つのネックレスになっているのです。「繋がる」ことがコンセプトにある作品。「どんどん繋げて出来る大きな輪をそれだけで展示してみたい」とも石田さんは話されていました。きっとその展示は、様々な色で構成され、多少の不調和をものともしない強さをもち、隣人と手をとりあう、理想の世界の縮図のようにも見えるでしょう。
しかしながら、こうしたコンセプトに気付かなかったとしても、見る人を造形的に十分に魅きつける作品です。

ネックレスの横にあるのが薄く軽い板状の銀の作品で、女性のポートレイトになっています。シルバーの作品も今後発展させていきたいとのこと。
石田さんの話しを聞いていると、試したい事やりたい事が溢れ出そうです。まるで泉のごとく。そういえば、20世紀初頭デュシャンの「泉」はその後のアーティストを多いに迷わせたに違いないけれど、石田さんの創作の泉は枯れることはないようです。

石田さんはORIZZONTI
のメンバーでもあり、企画した展覧会「CURRENT –流-」
がタイのATTAgallery
へ巡回しています。(2011年8月23日〜9月25日まで開催中)

石田明里 ISHIDA Meiri
1974年東京生まれ。多摩美術大学を卒業後、宝飾企業デザイナーを経て渡伊。
アルキミア コンテンポラリージュエリースクール(フィレンツェ)で学ぶ。
現在は欧米、アジア各地のギャラリーやアートフェアにて作品を発表。
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# by bijou-m | 2011-09-14 21:50 | 2011Jewellery展

2011 Jewellery展

今年も12月にジュエリー展を酉福ギャラリーにて開催します。

2011ジュエリー展
石田明里 / 栗原章子 / 小西潤 / 齋藤夕香 / 永野和美 (50音順)
12月15日(木)〜12月18日(日) / 会期中無休

Exhibition of Jewellery 2011
ISHIDA Meiri / KURIHARA Akiko / KONISHI Jun / SAITO Yuka / NAGANO Kazumi
December 15 (Thu) to December 18 (Sun)

5名の作家さんの新作をご覧いただけます。
お楽しみに!
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# by bijou-m | 2011-09-01 16:07 | 2011Jewellery展

   


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