<   2012年 07月 ( 1 )   > この月の画像一覧

三橋頼子 MITSUHASHI Yoriko

d0190943_22342764.jpg

作品名「 princess 」素材:プラスチックパール、シルク、シルバー

2012年12月に酉福でコンテンポラリージュエリー展を予定していますが、そこでご紹介する作家の一人が三橋頼子さんです。

上の画像のパールのネックレスは、三橋さんの最近作の「princess」。
このプリンセスという名は、ネックレスの長さに由来します。ネックレスの長さには呼び名があって、チョーカー(約35〜40cm)/プリンセス(約40〜45cm)/マチネ(約50〜55cm)/オペラ(約70〜80cm)/ロープ(約107cm以上)となっています。その、プリンセスの長さ(約43cm)だから「princess」。もっともパールのネックレスですから、ロマンチックに「お姫様」という線でも違和感がないですね。
初めて身につけたときは、思わず「ちょうどいい長さ!」と声をあげてしまったくらい、粒の大きさや全体のかたちが一番美しく見える長さで、首周りに落ち着きます。

パールの歴史は古く、約6千年前のペルシャ湾の地域では、人々は右手に穴の開いた真珠を持たされて埋葬されることがあったそうで、かのローマの英雄カエサルが、紀元前55年にブリテン島に侵攻した理由の一つは、真珠を手に入れる為?!という説もある程。日本でも古事記や日本書記にも既に真珠の記載があるようです。

「princess 」は、ジュエリーの素材としては定番のパールを使って視覚的な新鮮さを試みたもの。粒の配列に注目されたい。「パールのネックレス」といえば、粒の質や大きさが均一に揃っていたり、連なる粒の両端は小さく徐々に中心に向かって大きくなっている配列をよくみかけます。しかし、「 princess 」 は、左端から右端へ、大きな粒から小さな粒へと順に並べられています。この一見単純にみえる配列の操作の効果が表れるのは、身に着けた時。 優雅かつ斬新な「princess」に変貌するのです。

ささいな事と思える事、数秒、数ミリが、じつは大切な事で、その差が時に天と地もの違いにも成り得ることを知っている人は多いはず。
そっとささやくようにそんなことも教えてくれる「 princess 」。
魅力的ではありませんか?


三橋頼子 MITSUHASHI Yoriko

2006 ロイヤルカレッジ オブ アート ジュエリーコース 大学院 卒業
2002 エディンバラカレッジ オブ アート ジュエリーコース 卒業

繊細さや優雅さをもち、素材の質がひきだされているジュエリー を追求している。身に着ける人の内面を知る糸口となり、また ジュエリー自体も着ける人により、隠れた一面をみせることを理想とし、現在は東京を拠点に活動。在学中より受賞多数、国 内外の展覧会やアートフェアへ作品を出品。
[PR]
by bijou-m | 2012-07-20 22:34 | 2012Jewellery展

   


by bijou-m

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

カテゴリ

全体
2012Jewellery展
2011Jewellery展
+αのジュエリー展 2010 
アトリエ訪問
展覧会情報
未分類

検索

その他のジャンル

最新の記事

おすすめ展覧会
at 2012-12-19 10:24
明日まで
at 2012-12-15 22:35
墨屋夕貴 SUMIYA Yuki
at 2012-12-12 09:51
明日から
at 2012-12-12 09:46
Maria Rosa Fra..
at 2012-11-09 09:58

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧