栗原章子 Akiko KURIHARA

栗原さんは、ミュンヘンにお住まいです。先日のメールでは毎日雪で寒いとのことでした。
現地で生活している方にしてみれば、何かとたいへんなこともあるでしょうけれども、
東京は雪の気配はまったくないので、雪か〜と白い街並を想像して、うっとりしないでもありません。

さて、今回展覧会のためにミュンヘンから届いた作品をご紹介します。
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「golden drop」ピンブローチ 素材:18K gold, silver
1cmにも満たない小さなブローチです。「金のしずくを着ける」と、言葉にしてもきまりがいいですが、実際に数滴着けるとかなり見た目もきまりがいいです。
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「eclipse」リング 素材:20K gold, silver
作品タイトル「eclipse」は「(太陽/月の)食」と辞書にあります。
上の画像は凹凸がぴったりはまっています。
下の画像はそれがはずれたところ。
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「safety pin (gold)」ブローチ 素材:18K gold, iron
これは、安全ピンの形をしたブローチで、金の部分が、赤いバージョンもあります。赤バージョンですと、指に針がささって血がしたたった様子そのものに見えます。
安全ピンは本当に安全か?という問いかけは、今私達が普通だと思っている事は、果たして普通なことなのか、良いと思っている事は良い事なのか?といった問いかけにも広がります。
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「confetti_gold」ピンブローチ 素材:24K gold, silver
金張り(表が純金、裏は銀の地金)の作品で日本語に訳すと「紙吹雪」。私は知りませんでしたが、日本の紙吹雪は四角で、西洋の紙吹雪は丸形だそうです。栗原さんは今、西洋に生きる日本人ですので、四角形と丸形と2種類を作られたようです。

先日ある方が、海外では作品の根底に日本的なものが流れていることが求められるといったことを話されていました。それでふと思い出した一場面がありまして、ディナーにおよばれして出かけた席での話しです。まだパリに来て数年のスペイン人の若い女性が、フランス人のごとく振る舞い、また言葉を操るので、年配のフランス人が「君はとても器用だね。でも気をつけないとアイデンティティーを失うよ。そうすると帰る場所を見失ってしまうんだよ。」と優しく話していました。

もとい、栗原さんの作品は、思わずふふっと微笑んだり、なるほどと思うようなメッセージが込められており、造形も丁寧に、仕上げがきれいになされています。栗原さんらしい凛とした作品をつくられます。
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by bijou-m | 2010-12-18 12:34 | +αのジュエリー展 2010 

   


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